住居としてのマンションを選ぶとき
マンションセキュリティを扱う企業として、「マンションの人気設備5選!!」「マンションを選ぶ際に譲れない設備」などの記事はどうしても目に留まり、読んでしまします。
オートロック設備や、宅配ボックス、防犯カメラを扱う会社としては、ふむふむ、と納得したり、へーそうなんだ、と意外に感じたり、出来るだけ市場のニーズには敏感でありたいと情報収集をしています。
では、実際に住居としてマンションを選ぶときに重要視するポイントと、住んでみてから、「やっぱりこだわって良かったな」と感じることは本当に同じなのでしょうか。
このブログでは、マンションセキュリティに関わる中で、昨今実際に感じてることを書いてみたいとおもいます。
目次
住居としてマンションを選ぶとき
みなさんは住居としてマンションを選ぶとき、まずはどんな方法で調べますか?
住宅会社が発行しているフリーペーパーを見る人もいると思いますが、今はやはりパソコンやスマートフォンで検索される人が多いのではないでしょうか。
CMなどでも良く見かけますが、スマートフォンを使って、それぞれのニーズに合わせて検索する方法が主流になりつつあるのかも知れません。
「エリアで検索」「条件で検索」・・・一昔前ならフリーペーパーや雑誌をめくって、付箋をつけてと探していたことを思うと本当に便利になりました。
それだけに、検索の仕方がとても重要になります。
サイトを制作する側も、人気の設備やエリア、おすすめランキングなど色んな角度でアピールをしています。
選ぶ側は膨大な情報から本当に必要な情報を取捨選択することが必要です。
マンションの人気の設備
インターネットでマンションの人気設備を検索すると、共用部、住居部とそれぞれでランキング形式で発表されているのをよく目にします。
ちなみに、共用部で圧倒的に人気なのは宅配ボックスのようです。
少し前までは、名前を聞いてもピンとこなかった人も多いと思いますが、ネット購買の需要拡大と、コロナ禍を経ていまや不動の人気設備になりました。
他には24時間ゴミ置き場や、ゲストルーム、多目的室など、人気の設備も時代と共に変化し、多様化していると感じます。
実際に住んでみて助かること、困ること
では、実際に住んでみたらどうでしょうか。
あると便利な設備、必要不可欠な設備は個人差があるので言及は出来ませんが、個人的にはやはり、セキュリティがしっかりしていると安心だと思います。
自社でセキュリティ商品を扱っているからというわけではありませんが、少なくともあって困るものではありません。
自分がマンションセキュリティに関わる仕事をしてきて、今一番感じるのは、防犯性を高めるオートロックや防犯カメラ、利便性を高める宅配ボックスや自動ドア、非接触システムなどの導入を検討されるマンションのオーナー様、組合様、管理会社様は、本当に住みやすさ、快適さなどをしっかり考えられているということです。こちらは業者側としての意見ですが、いかなる場合でも対応が早く良心的に感じます。
当たり前のように思われるかもですが、それはマンションで生活するうえでとても重要なことに思います。
もちろん、入居率を上げるために資産価値を高める方法としての設備投資を検討される場合も多いと思いますが、それが実際にはすでに住んでいる入居者にとっても安心感や住みやすさにつながり、定住率を高める要因になります。
設備投資にはお金がかかるので、なかなか踏み切れない場合もあると思いますが、長い目で見て、入居率や定住率が上がることで資金回収にもつながり、マンションの資産価値が上がっていくというシンプルな構図に辿りつきます。
何より、マンションの資産価値をしっかりと考えてくれているオーナー様や管理会社様がいると思うと、安心して住むことが出来ます。
困りごとがあっても、直ぐに対応してくれなかったり、設備に不具合が多々あると不信感を持ちますよね。住居に関することとなると、なおさら住み続けることに不安を感じます。
これからのマンションのあり方に思うこと
人気の設備や人気のエリアなど、マンションを選ぶ際に参考資料の1つとしてはとても有効だと思いますが、大事なこととして、そのマンションを運営しているオーナー様、組合様、管理会社様がしっかりとした対応をしてくれるかどうかも見逃さないでほしいと思います。
一昔前までは当たり前だったことかも知れません。
ただ、情報が溢れるこの時代において、当たり前のことが見落とされているのではと感じることがあり、このブログを書いてみました。
オートロックを導入いただいているマンションのオーナー様とお話しする機会がよくありますが、入居者のことを一番に考えているマンションは、概ね入居率、定住率に比例しているように感じます。
何より、私自身が「もしマンションに住むなら、ここに住みたい」って思うのです。
マンションを探す際に、ネット検索も便利ですが、機会があればぜひ何度でも現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。ネットでは検索では出てこない、大切な情報が溢れているかも知れません。